新人看護師として病棟に配属されると、「今何をやるべきか分からない」「気づいたら時間が過ぎる」「先輩がめちゃくちゃ煽ってきてパニくる」と焦ることはありませんか?
病棟では、清潔ケア・血糖測定・手術や検査への対応・カンファレンス・医師の回診など、決まった時間に行う業務がたくさんあります
スムーズに仕事をこなすためには、
「業務開始にタイムスケジュールを作ること+適宜修正すること」
「情報を視覚化する」
この2点がとても大切です
今回はモッツが実際に考えているタイムスケジュールのコツと情報整理のコツをお伝えします!
一日の主要な流れを把握する
病棟によって一日の流れは異なります
大まかな一日の流れを把握することが第一歩です!
以下のように、大まかに時間ごとに業務を整理してみましょう
概ねどこの職場でも一日の流れは統一化されているため資料は必ず保管しましょう
例になりますが…
- 8:00 情報収集
- 8:30 申し送り
- 9:00 バイタルサイン測定・清潔ケア
- 10:00 検査・手術
- 11:00 内服薬の管理・昼食前の体位変換・昼食前後の処置
- 12:00 食事介助・配膳・口腔ケア
- 休憩
- 13:00 午前の記録をまとめる
- 14:00 カンファレンス・医師からの病状説明
- 15:00 体位変換、清潔ケア、記録の整理
- 16:00 夕方の点滴管理、内服薬の管理
- 17:00 夜勤者への申し送り
順番は前後しますが、概ねこのようなタイムスケジュールになると思います
ワークシート等を活用し視覚化する
業務をスムーズに進めるために、「やるべきことを時系列にリスト化し、終わったらチェックを入れる」方法がおすすめです
✅ やるべき業務がすぐ分かる
✅ 優先順位が整理しやすい
✅ 先輩にも「何が終わっていて、何がまだ終わっていないか」が伝わりやすい
この3点を網羅するワークシートが味方になります
モッツがタイムスケジュールを身につけるまでに使用していたワークシートを公開します
ワークシートデータ配布
私が実際に使っていたワークシートデータを配布します^^
使用上の注意点は、
- 個人利用に限る
- データのカスタマイズはOK
- データの二次配布・販売は禁止
- AIに読み込ませることは禁止
- 自作発言は禁止
ワークシートの使用例
配布しているワークシートの書き込むタイミングは各々で行いやすいときに行いましょう
私自身が書き込んでいたタイミングは概ねこのような目安になります

実際に書き込んでみる
ポイントをふまえてワークシートに書き込んでいくと…

このようになります
やるべきことはマーカーで目立たせ、下のタイムバーに書き込むと一日のイメージがしやすくなりますよ
そして・・・
午前中の終わりにはこのようになっているかなと思います

終わっている部分には✓が入り、終わっていない業務がわかりますね
このワークシートをもとに進捗状況を報告する先輩看護師へ「記録がおわっていないこと」が伝えられると思います
申し送りの欄にはイベントが終えたら要約して記載しておくと、受け持ち患者さんの状況を把握しやすく、申し送りのときに慌てずに済みます
カスタマイズはOKですので自分にあったワークシートを作成してみてくださいね
そして、情報収集を行いながらタイムスケジュールを考えると整理しやすいと思います
情報整理→行動プランへの反映
タイムスケジュールは何となくわかったけど…「その先を求めてる」と先輩から言われている!という方がいると思います。
情報収集→情報の視覚化までの情報整理の工程の先は、行動プランへの反映が大事なんです
その行動プランをもとにタイムスケジュールを更新する!
これが、先輩が求めている「先」になると思います
そこで、モッツが考えている情報収集と行動プランを考えるときのポイントをお伝えしていきます
情報収集のポイント
点滴
- 点滴は何を目的にしているか
- 時間指定のある点滴は投与開始時間は
- いつ更新するか
- どのタイミングで点滴や点滴ルートの確認をしに行くか(30分置きやケア時、同室者対応後等)
- オーダーは足りているか
- 昨日の点滴は何を使用していたか
- 明日の点滴オーダーはあるか
- 昨日まで点滴をしていたけど今日のオーダーがない場合…内服に切り替わってるか?それともオーダー忘れか?
疾患
- なぜ入院しているのか(疾患治療、薬剤調整、社会的等)
- 既往歴(糖尿病、脳神経、循環器、呼吸器等)
- 現在の治療状況は
観察項目
- 疾患に関連した観察項目
- 治療に関連した観察項目(モニター波形の変化、創部の治癒状況等)
検査
- 本日〜翌日の検査内容
- 検査時間に指定はあるか
- 検査前に必要な処置・内服はあるか、それは何時何分までに終えている必要があるか
- 検査に必要な物品(書類等)は準備しているか
退院
- 退院予定日はいつか
- 退院の目標は何か(内服調整やリハビリ等)
- 退院困難であれば原因は何か
身体拘束
- 身体拘束をしているか
- 妥当性はあるか
- 皮膚トラブルやせん妄の誘発はあるか
- 身体拘束を解除するための取り組み内容は
褥瘡
- 皮膚トラブルがあればどの部位にあるか
- 皮膚トラブルの原因は何か(同一体位等)
- 処置はなにか
- 治癒状況はどうか
排泄の状況
- もともとの排泄パターンは
- 治療や疾患に関連する排泄関連のトラブルはあるか
- 処置や頓服薬の事前指示は何があるか
- 頓服薬内服であれば夜勤者へ申し送る前に準備する
レスキュー
- 医療用麻薬のレスキューの使用状況
- 1日何回使用しているか、増えているか、減っているか
- レスキューを使用しNRSのトレンドはどうか
- 定期内服の医療用麻薬は何を使用し量の変化はどうか
- 一部自己管理をしている場合手元に残薬はいくつあるか
- 保管庫内にレスキューの残薬はあるか
看護計画・パス展開
- 本日中に評価予定の看護計画・パスはあるか
- 翌日のパス展開
血糖測定
- 血糖測定の指示
- 血糖測定は何時に行うか
- 時間固定で行う注射はあるか
- 血糖値に応じた注射があるか
- 血糖値のトレンドはどれくらいか
申し送りを聞くときのポイント
夜勤者の記録が追いついていないため、新情報があります
申し送りを聞きながら、情報収集で書き込んだ情報をもとに追記していきましょう
「緊急で日勤者に行ってほしいこと」は必ず書き込みましょう!
業務中のポイント
誰からバイタルサイン測定を行うか
重症度が高い人は誰か考え検温に回りましょう
手術や検査・透析等などの指定時刻の予定がある人がいれば優先順位を組み替えていきましょう
重症度が高い人は特に処置内容や治療内容に変更がある場合が多いです
情報の更新に気をつけていきましょう
バイタルサイン測定
情報収集で整理した観察項目やレスキュー、排泄状況等を検温時確認していきましょう
午後の検温時にも必要な観察項目があればワークシートへ書き込みましょう
頓服薬や緊急で必要な処置を記載していきましょう
清潔ケア
陰部洗浄・体位変換など、ケアのときは体の様子やADLをみる機会になります
情報収集で皮膚トラブル関連の注意事項を確認しておき、ケア時に評価しましょう
検査・手術
予定されている時間に間に合うように準備をしましょう
- 最終飲食は何時何分か
- 事前の処置・内服は何時にしたか
- 持参する薬品や物品、書類はすべて揃っているか
- 帰室時に何が必要か(モニターや酸素コルベン、飲水飲食制限の目印等)
- 何時何分頃までに帰室後に必要なものを揃える必要があるか
内服薬の管理
新人時代に躓きやすい大事な項目、それが内服薬の管理です
知識、情報の整理、行動プランが細かいため躓きやすいのです
- 指示されている内服薬の確認
- 頓服薬の残薬はあるか
- 内服薬の変更はあるか
- なぜ変更されたか
- 治療プランに則った変更がされているか
- 検査や手術に基づく内服薬変更か
- 配薬はいつまでに終えている必要があるか
知り得た情報とそこから考えたことを行動プランに変換しワークシートに書き込みましょう!
大変な工程になりますが、繰り返していくことであなたの力になると思います
終わりに
忙しい日々を少しでもスムーズに進めるために、タイムスケジュールを考えていきましょう
そして、情報の視覚化→行動プランを適宜おこないワークシートをフル活用してみてください
繰り返していくと優先順位が考えやすくなりタスク管理がしやすくなりますよ
他にもこういうスケジュールの考え方があるよ!情報収集のコツがあるよ!という方がいましたらコメントで共有をいただけると嬉しいです
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